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中国株の市場

“中国株”というのは、一般には世界各国で取引ができる中国企業の株のことを言いますが、日本で“中国株”といえば、“中国本土”と“香港市場”に上場している株式を指しています。

社会主義国である中国では、株式市場も1990年代になって初めて誕生し、“中国本土”の市場としては現在上海と深センの2ヵ所に証券取引所を持っていますがその市場での株式は、A株とB株という2種類のものに分かれています。

「外貨は欲しいが外国人に国の資産をコントロールされては困る。企業は国家が所有してコントロールすべきである。」という考えから市場がこのように区分けされ、B株は上海B株が米ドルで、深センB株が香港ドルで取引ができますが、A株は中国がメインとしている企業を中心として“人民元建て”になっていて外国人が取引することはできないしくみになっているのです。

そもそも“中国本土”の株式市場は、“市場経済化”を進めて行く上で問題となる社会主義経済の最大の名残である“国有企業”をどう改革していくかという政治的な配慮から誕生したもので、現在残っている “中国本土”の株式市場の構造的な問題もそれに起因していると言われています。

次に“香港市場”をみてみましょう。

香港は1997年に中国に返還されましたがそれ以前にもここはアジアの代表的な株式市場として成長してきます。

そのためにこの市場は“中国本土”とは対照的で、アジアでも最も古い歴史をもつ証券取引所を持っています。

また、香港上海銀行傘下のハンセン銀行が提供している“ハンセン指数”は、香港の市場に上場している銘柄から36銘柄を抽出した指数ですが、アジアの株価指数としても非常に注目度の高いものとなっています。

この中国最大の市場に、近年中国本土の企業が次々と上場してきています。

中でももともとは香港企業ではなくて中国本土の人がつくったものであるけれども香港に本社があって取引も香港でされているという企業や銘柄の総称である“レッドチップス”や、中国国内に本社があって取引は香港でされている企業や銘柄の総称である“H株”は有名です。

ちなみに香港の人がつくった企業の株は“ブルーチップ”と呼ばれています。

海外の投資家にとっては非常に若い中国本土の市場よりも成熟した香港市場のほうが断然魅力的であるようです。

これから中国株をはじめようと考えている初心者の人にもやはり、国際化や法制度が充実している “香港市場”がおすすめです。